Route Record コマンド
Many-to-oneルーティングによって各デバイスからコンセントレータにデータ送信することが可能になりますが、コンセントレータからあるデバイスに逆方向にデータを送信したい場合もあるかもしれません。そのような時に利用できるのが「ルートレコードコマンド」と、「ソースルーティング」です。
まず、ルートレコードコマンドは、Many-to-oneルーティング実行後、所望の末端デバイスからコンセントレータに向けて送信されます。(図3-6参照)

図3-6
そのコマンドを中継する各ルータデバイスは、自分のネットワークアドレスをそのフレームのNWKヘッダに追加していきます。(図3-7参照)

図3-7
同様に、次々と転送されていきます。(図3-8参照)

図3-8
最後にルートレコードコマンドがコンセントレータに到着した時点で、末端デバイスからコンセントレータまでのルート情報がNWKヘッダに格納されていることになり、コンセントレータがその末端デバイスまでのルート情報を得ることができます。
コンセントレータはそのルート情報をソールルートテーブルに記録します。(図3-9参照)

図3-9
ソースルーティング
コンセントレータデバイスから末端デバイスにデータ送信する場合は、ソースルートテーブルに記録したルート情報をデータフレームのNWKヘッダに格納して送信します。(図3-10参照)

図3-10
中継デバイスは、そのデータフレームのNWKヘッダを参照して、転送先デバイスのアドレスを知ることができます。(図3-11参照)

図3-11
次々に転送されていきます。(図3-12参照)

図3-12
最終手的に、末端デバイスのコンセントレータからのデータが届きます。(図3-13参照)

図3-13