ルーティングの動作
ZigBeeネットワークのデータ送信には、あるデバイスから別な一つのデバイスにデータを送信するユニキャストと、ブロードキャストがあります。
また、同じグループのデバイスに対して送信する機能もあります。
更にZigBee PRO仕様では、ソースルートによるデータ送信や、またMany-to-Oneルーティングによるルート探索機能があります。これらについては後で説明します。
●ユニキャスト
ツリールーティング、メッシュルーティング
●ブロードキャスト
宛先 0xFFFF : 全デバイスに送信
宛先 0xFFFD : ZC, ZR, ZED(RxOnWhenIdle=TRUE)に送信
宛先 0xFFFC : ZCとZRに送信
●グループアドレッシング
●マルチキャスト (ZigBee PRO仕様)
●ソースルート (ZigBee PRO仕様)
Many-to-oneルーティング (ZigBee PRO仕様)
ユニキャスト
ユニキャスト通信のマルチホップ転送の様子を、図2-1に示します。
各デバイスは、最終宛先までデータを転送していくためのルーティング情報を
「ルーティングテーブル」に保持しており、それに基づいて次のデバイスへの転送を実行します。

図2-1
ルーティングテーブル
ルーティングテーブルの例を、図2-2に示します。
例えば、アドレス0x0001のデバイスが最終宛先としてアドレス0x021aのデバイスにデータを送りたい時、アドレス0x0001のルーティングテーブルには次のホップ先として0x0002が入っているので、まずアドレス0x0002のデバイスにデータを送付します。同様に、アドレス0x0002のデバイスは自分のルーティングテーブルを調べ、次にアドレス0x0020のデバイスにそのデータを転送します。そして最終的に、アドレス0x021aのデバイスにデータが届きます。
なお、ルーティングテーブルの内容は最初から用意されているのではなく、ルートディスカバリの動作によって動的に登録や更新されます。次に、ルートディスカバリの動作を見ていきます。

図2-2